ヤマーン!特集

夏のみなかみを楽しみ尽くしてきた 〜その1 谷川岳編〜

今年もやってきました谷川岳ウィーク。去年は予定が合わず行くことができなかったのですが、今年は準備万端でいってまいりました。なんと4回に分けての連載となります。それぐらいにみなかみを楽しみ尽くして参りました。

谷川岳ウィークの目玉と言えば、毎年運行している夜行列車。上野を23時半に出発し、高崎線、上越線を使って土合駅に3時に着く電車です。今年はチケットが完売するという、登山客が増えているというのを身をもって体験することに相成ったわけですが、なんとか滑り込みでチケットを確保、山開き号に乗ってYAMAAN!は土合駅を目指したのであります。

定刻ちょっと前に上野駅へ向かうと、おお、なんか人だかりがあります。

そうそう、これが谷川岳山開き号なのですよ!

ん?あきた行き????いなほ…?

おそるおそる乗り込んでみると「この電車は谷川岳山開き号…」とアナウンスされておりました。そして繰り返される「本日は満席となっております」の声。YAMAAN!が初めて乗ったときは結構余裕があった気がしたんですが、今回は本当に満席になったようです。

電車は定刻に発車し、途中、いくつかの駅によってから土合駅へ到着。そこそこ寝ることができました。で、電車を降りるとこれがすごい人なんですよ。

電車は回送となって発車していきます。やっぱり正面を撮る人は多かったです。階段下では地元観光協会の方達が横断幕を出していて、歓迎ムードがえらいことになっています。そして我々には最初の試練が待ち構えているのですよ。
土合駅は下り線が地下深くにあることから、もぐら駅としても知られています。ホームから地上へは400段を超える階段を上り続けなければなりません。

自転車を持ち込んでいる方もいらっしゃいました。これはいいアイデアですよね!登山者向けの電車ですが、登山しかしてはいけないわけじゃないです。麓をウロウロするのも楽しいし、自転車があると行動範囲もぐっと広がって自由になることうけあい!

そして登り始めます。あんまり山に登れていないYAMAAN!チームは200段くらいのところでとりあえず休憩!撮影のためですからね!

そして何とか登頂。ここから駅まで渡り廊下などを通るのですが、真っ暗だったりしたりするのですが、ここはもうお得意のキャンドルサービスがされていました!

キャンドルが電車の風の影響で消えたりして大変そうでしたが、ご覧の通り美しかったです。このあたりからなにやらおいしそうな香りが漂ってきていたのですが、改札でたところで豚汁のサービス。夏とは言え山の麓ですから結構冷え込みます。遠慮なくいただきました。

そして土合駅もこのように。いやあ、もう来て良かったです。

駅を後にして少し坂を登っていくと、山開き神事が行われている広場に着きます。祝詞を聞きながら登山の安全を願いました。地元山岳会の方、警察の方も参列していて、山岳会の方はこの神事のあと、お供え物などを山頂まで納めに行くのだそうです。

下界で仕事ばかりしていたYAMAAN!はこの日は絶対谷川岳に登ってやる(しかもできるだけ楽をして)と計画していたので、できるだけ早くロープウェイにたどり着きたかったのですが、岡本が前日からの胃腸炎から回復できておらず、しばしの足止め。結局行列が落ち着いてからのスタートとなりました。

ロープウェイで往復のチケットを購入して…え?西黒尾根じゃないのかって?いやいやまさか、ねーそんな日本三大急登を攻めるなんて…
と、実はここに来る前に地元の山岳会の方と話をしたときに「西黒尾根なんて誰でも登れるよあんなの。似たようなちょっとした尾根に黒戸尾根と早月尾根があるんだけどね。」

いやあの、それ、日本三大急登ですよね…?

「あー、そんな呼び方もあるね!」

全くといっていいほど山に行けてなかったYAMAAN!がそんな末恐ろしい尾根に行くわけもなく、問答無用で天神尾根をチョイスさせていただきました。
谷川岳のいいところをサッとつまむように登山できるのが天神尾根のいいところ。早速参りましょう。

登山をする前から結構な人数が山に向かうので、渋滞などが考えられるという話を伺っていたので、あとの予定もも考えて昼過ぎには下山する OR 雨が降り出したら問答無用で下山するという条件で登山開始。

聞いていたとおりの人の多さです。

天神尾根は最初は森の中を進んで行き、1時間ほどで視界がぐっと開けて、さらに30分くらいで森林限界へという、なかなか他の山では体験できない景色の移り変わりを楽しめるのですが、この日はさすがの大人数なので、ちょっとした難所がある度に順番待ち。なかなか森を脱出することができません。

それでも、木々の間から見える見事な景観を楽しんだりする余裕が生まれたりして「渋滞もいいもんだよね」と思ったりもしました。

森林セクションが終わると快適な尾根歩きになってきます。ここからは日本3台急登のひとつである西黒尾根がはっきりと見え、登っている人もチラホラいることがわかります。

んーしかし、渋滞があったりして思うように進みません。小屋も見えているのですけど…
「人の塊から離れれば楽になるんじゃね?」と休憩を挟んでみたりしたんですが、一向にペースは上がらず。これは山頂にタッチせず下山しなければ、様々な予定に影響が出てきてしまいます。

しかしふと視線を左にやるとこの景色ですよ。あの尾根歩いてみたいですよね!

しばし尾根を眺めながら水分補給などをしていたら、空からも水分が補給されてきました。雨です。谷川岳は中央分水嶺に存在する山で、日本海側と太平洋側からの様々な風や雲がぶつかり合い、気象が読みにくいことでも知られています。そのため、標高が低いところに森林限界があったりするのですが、またしても、雨に阻まれることになりました。出発前のルール、雨が降り出したら下山の条件がTRUEとなりました。何も考えずに降りましょう!
あ、しゅーりょーのポーズとって!

そしてものすごい勢いで下山していきました。下山してるときも次々と登山者が登ってくるのですが、装備がちゃんとしてる人、してない人、いろんな人を見ました。山は逃げません。だから、やばい、やばそうって時は直感を信じてさっさと下山しましょう。また来ればいいだけの話です。

さて、降りてきてブース巡りをやりましょう。早速目をつけたのがこれ!

水上でインソールを制作・販売しているBMZさんが、今回のイベントのために作ったスペッシャルなインソールでございます。インソールってなに?って思われる方もいらっしゃるでしょう。靴の中敷きのことです。インソールを交換することで、疲労感を和らげたり、衝撃から間接を守ったり、様々な効果を目的に応じてセットアップすることができます。登山靴売り場に行けばインソールも一緒に売られていたりしますよ!
で、このBMZさんは自衛隊にも製品をおろしているまさに筋金入りのインソールメーカーさんなのです。早速試させていただくYAMAAN!おもむろにインソールを切る代表の高橋さん!「差し上げますから、今日とか実際に履いてお試しください」って太っ腹!

BMZさんのインソールは形状を工夫することで土踏まずが扁平になりにくいようになっています。他社のは扁平になるのですが、これはそれぞれの設計思想の違いで、どちらが優れているというわけではないのですが、土踏まずのアーチをキープすることで、様々な効能を引きだそうと考えているのがBMZさんのインソールなのです。

早速その日と翌日も履いて使ったのですが、アーチを保持する式はふわっと衝撃を吸収してくれる感じが増して、とても気に入りました。帰宅後岡本は普段履きのブーツにそのインソールを入れていたぐらいです!

そしてそして、ジワジワとその知名度を上げてきているカムバックしたアウトドアブランド、BAILO!スイスのブランドなのですが、かなり昔に日本で売られていて、いろいろ事情があって一旦撤退したものの、また最近になって販売を開始したというブランドです。山岳ガイドやクライマーへのサポートも積極的に行っているので、冬の八ヶ岳で見かけた方もいらっしゃるかも知れません。そんなBAILOさんがサンプル品やアウトレット品をどっさり持ち込んでブースを開いておられました。

BAILO JAPANでは、今年からライセンス品の生産を開始するとのこと。これは、本国のライセンスの元でオリジナル商品を開発して販売すると言う事で、ノースフェイスなどでも同じ事やっています。ライセンス品のメリットは色々あるんですが、ユーザーからすると自分たちにあった製品を手にしやすくなるというのがまず挙げられるでしょう。というのも、ヨーロッパと日本ではそもそも気候が異なっていますから、同じ仕様のウェアで極限まで攻められるかというと、そうではありません。日本の気候、ユーザーの声を知っているBAILO JAPANが企画を本国BAILOに提案し、承認を得ることでBAILOのDNAは受け継がれますし、より日本人にマッチした製品が送り出されるというわけです。その第1弾とも言える製品がこのTシャツ。よくあるシャツじゃないっすか。

何を言うんですか!生地から縫製までMADE IN JAPAN!ですよ!
度肝を抜かれていたら「実はダウンジャケットのようなものも出す予定でして、ダウンはそれこそ海外製ですが生産は日本国内でできるところを探しました」とおっしゃっていました!冬が待ち遠しい!なんとなくそういうOEMを受けてくれそうな会社が関西方面にありそうなのですが、そこかどうかは確認しておりません。でも、BAILOから高品質ダウンジャケットが発売されるなんて、冬が熱くなっちまいますね!

と、隣ではなにやら料理を作っている音が…!食い意地だけは張っているYAMAAN!が飛びついたそこにはアマノフーズさん!日本中の主婦を味方にしまくっているフリーズドライ味噌汁をはじめとして、さまざまなフリーズドライ製品を世に送り出し、ついに東京駅前の郵政本社ビルKITTEにお店まで構えてしまった猛烈な勢いのメーカーさんです!最近は山ガール系メディアなどでレシピを公開しているそうで、今日は谷川岳スペシャルと題して参鶏湯とパスタをMIXしたスペッシャルな簡単レシピを実演されていました。

そしてアマノフーズさんと一緒にサタケさんも!サタケさんといえばマジックライス製品がとても有名です。最近はお湯でも水でも作れる2通りの食べ方を提案していて、五目ご飯や牛丼と種類も豊富になりました。調理が簡単なのは装備が限られている時などにすごい重宝するのですが、サタケさんのはそれだけじゃありません。賞味期限が2年ととても長くなっているのです。ですから、登山用として買っておきつつ、非常用にもキープできるのです!

ブースはこれだけにとどまりません。高機能サンダルで有名なTevaさんはトレイルランニングシューズを展示され、実際にランナーと一緒にトレイルランニングを体験できる体験会を開催しておられました。ほかにもデサントさんはMarmotのアウトレット品を、ひだまり本舗さんは他レイヤー化した高機能素材の肌着、チョモランマを展示されていました。

一通り取材を終え、皆さんの熱気にすっかりやられたYAMAAN!はフィールドアンドマウンテンさんのブースの裏で休憩させてもらっていたのですが、このときぐらいから天候は一気に下り坂に。なんと3年連続で雨に降られてしまいました。

バスの時間もあり、みなさまとはここでお別れ。しかしYAMAAN!は今回、1日延長して水上を楽しみ尽くす予定なのです。アウトドアの街としても知られる水上が本気でYAMAAN!をもてなし尽くす!明日はどうなるのでしょうか???

[Shingo OKAMOTO]
YAMAAN!では山道具、山デバイス、山にまつわらないけど山っぽい道具や山で使うと便利だよねみたいな商品、サービスの情報を常に探しております。これは!というものがありましたら、是非 info[at]yamaan.jp ([at]を@に直してお送り下さい)までお知らせ下さい。 メーカー様や旅行者様のニュースリリースも同じアドレスで受け付けております。
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